佐野電磁の「作曲24」 Sanodg's "Making Music 24" -13ページ目

フィルターをどんと開ける

あれ?イントロ陰音階後の、一番キーになるはずのパッドがなんでこんなモコモコなの?ってことで単にフィルターをどんと開ける。ついでにランダムシーケンスをChopperで切り刻んでたんだけどやめて、DoubleDelayで1/8で左右に振る、けど前述のパッドが振りきりなんでぶつからないようにPANを狭く。


TokyoCafe02-15.mp3


おー張ってきた張ってきた。


でなぜかまた昨日カットしたCadencia を復活させたくなる。が、前の音から変えてシンプルだけどなんか変な倍音がある感じに。で久々に逆相に。


TokyoCafe02-16.mp3


おー良い。


そういえば逆相っていつ以来だろう?リッジではよくやってたんだけど。最後はDunkMania か?あれでもその後にもちょこっとやった覚えがある。何の曲か忘れた。エンジニアが強烈に嫌がってたーってそりゃそうか彼らにとってみたら完全にエラーだもんな。


で、最初にエディットしたパッドが鳴ってる部分に歌えるメロ入れようかと思って粘ってたんだけど今日はあきらめて寝る。っつーか水曜どうでしょうのDVD見ながら一杯呑む。って事でいいね藤村君?


明日はドラムのドシンセ化を試したい。

どうしてもDelayLama

どうしてもDelayLama を入れたくなる。で入れてみる。ついでにめちゃめちゃチープなKotoをPro-52のパッチで見つけたので入れる。強引に和風に振る。


TokyoCafe02-11.mp3


お?なんか良い。コード的にはメロにかなり無理やりなところがあるが、これがまた逆に味ぐらいな。


おーおーなんか良いかも。までもちょっとGTG FM1 の下(の帯域)が欲しい。ここでもPro-52を重ねる。と、昨日Cadencia に振り分けたシーケンスをCHILL に戻してシンプルに。


TokyoCafe02-12.mp3


となるとこの「頼まれました」の最初に作っちゃったTokyoCafe01-01.mp3 の捨てがたい味も加えたくなる。ということで最初はドラムにベースにDelayLama にPro-52という構成にして、その後にPADが重なる展開に。

TokyoCafe02-13.mp3


あはははなんか面白いやこれ。てかプチぐっとくる。


さて”TokyoCafe”とボコーダーで歌わせたくなる。日本語!な発音で。


TokyoCafe02-14.mp3


うーーん悪くないけどなんかいかにも過ぎも、って感じ。これはちょっと保留。


全然関係ないけど、明けて昨日、グランベリーモールで見た「人間ジュークボックス」には本気で感動。大変勉強になりましたタカパーチさん!!!

オートメーションを

一番気になるイントロ部分を、強引に陰音階に。といってもそっからの繋がりが悪そうなんで少し間を開けて、これを受けるようなベースのフレーズをメインの入りの手前に足す。

オートメーションを書きたくなってディレイのwetを0から増加させるのと、パニングをセンターから左右振り切りへ。


TokyoCafe02-08-intro-01.mp3


おー全然前より日本な感じ。で、もっと凝りたくなって陰音階の終わりがけにLo-Fi PLUSのビット落としオートメーション。


TokyoCafe02-08-intro-02.mp3


うーーーんちょっとやりすぎか?までもこれはLo-Fi PLUSのON/OFFですぐに戻せるんで保留。

しかしオートメーション書きってやったら没頭できる。完全に同じ姿勢で没頭するんで腰に来る。


昨日のTokyoCafe02-06.mp3 をちょっと修正。まずはこれ


TokyoCafe02-07-nocomp.mp3

に、コンプをかけてアタック感を強める。


TokyoCafe02-07-comp.mp3


これぐらいあったほうがオケ中で映える。

ちなみになぜ音源のパラメータでアタックを強めないかというと、音色の印象を現状から極力変えないでアタック感を強めたいため。あと、コンプでつけたアタックってちょっと揺れる(アタック感が変わる)んでそこが良い。


次にCHILL のフレーズを半分振り分ける。Cadencia 。パニングも両者で分けて、リバーブをかける。


TokyoCafe02-09.mp3


まー悪くはないけど前のでも良いか、って感じ。


で、前の手弾きデータからサルベージ、軽くエディット。これにあわせてベースのフレーズも別バリエーションを。


TokyoCafe02-10.mp3


あーなんか日本っぽいガヤをショットショットで入れたくなってきた。何が良いかな。「電車の車内放送」「横断歩道メロディ」「焼き芋屋・竿竹屋・ちり紙交換」「パチンコ屋」「雀荘」「築地のせり」・・・・あー久々にフィールドレコーディングとかいい。てか「横断歩道」はBasementJAXXでやってたか?あ!「ドンキの曲」を店の前で録るとか。許諾してくれないかな。


インターフェースはちょっとアレ

もちろん昨日に引き続き。

手弾きデータにあったコード廻しをピックアップ、簡単にクウォンタイズして貼ってみる。GTG FM1


TokyoCafe02-03.mp3


あれなんか悪くない。でもところどころ食わせて、というか前拍の裏から入れてノリをよく。


TokyoCafe02-04.mp3


おーいい感じ。なんかシーケンスが聞こえてきたので入れてみる。音はCHILL 。インターフェースはちょっとアレだが音はなんか良い。


TokyoCafe02-05.mp3


おー。でも前のコードの音色と定位とぶつかってきたので、GTG FM1 でかけてたChorusのFrequencyを遅くし、panを狭める。


TokyoCafe02-06.mp3


悪くない悪くない。


さてドラムの音が気になってきた。攻殻PS2のスタッフロール曲 では素晴らしくハマった、ドラムの音をパラってOverdriveのEQで上下削ってLo-Fi PLUS でチリチリにしてディレイで左右に振り切って重ねる、っつーのもここではちょっと食傷気味。もっとドシンセドラムにしようかなあ。

【特集】頼まれましたこんな曲

「毎日作曲」初の特集、「頼まれましたこんな曲」。


第一回目の今日は、なんと遠くフランスの新規ケーブルテレビチャンネル"No Life"から、トーキョーの今を紹介する番組"Tokyo Cafe"用BGMのオファー、が来ました、編。


で、この「毎日作曲」内で作ってっていいよとの事。これはありがたい!というか、製作途中の紆余曲折をやたら生々しく目の当たりにするのは発注元的に極めて目の毒も目の毒と思うんだけどOKもらったからいいやあはははは。


で楽曲オファーは「軽く明るくプチ和風」。おーなんて分かりやすい。では早速。


TokyoCafe01-01.mp3


・・・・そりゃまあ和風かもだけどなんか小鬼がみんなしてウヒウヒ言ってるみたいな曲だ。少なくともCafeじゃねーなこりゃ。ってここまで出来てから気がつく。こういうパターン多いんだよな俺。出来が早いとベクトルがざっくり間違ってるっつー。


ということでCafeからアプローチ。コード廻しから。


TokyoCafe02-01.mp3


我ながらホントひどい手弾きそのままデータ。まあ自分しか読めない手書きメモみたいなもの。でこれをチキチキ直していくと.....。


TokyoCafe02-02.mp3


なんか今日は出来の早い日。てかこれも「毎日作曲」のおかげだと思おう。


イントロはもっと「SynKoto」っぽくしたいんだけど....えらい古い話だけど高校の頃は友達から借りたJuno6とかでSynKotoすぐに作れたんだけど、エンベロープの追い込みのコツを忘れちゃった....。なんだっけフィルターエンベロープを全体的に弱めにするんだっけなあ?ソフトシンセだと切れすぎるのか??

あとイントロのフレージング自体も日本っぽくない...この際強引に陰音階にしようか?そのほうが伝わりやすい気がする。いやいやでも待てよ陽音階でもっと日本っぽくなってしかも今のコードに乗っかってくると美しいんだけどなあ....。


あーそうそう構成的にはイントロ、ループに耐えるパート、アウトロ、と欲しいとの事。あとコーラスというか歌えるところが欲しいと。特に構成は追々考えていくことにして、コーラスはまずはなんとなくボコーダー入れてみたい。ボコーダーと普通の歌と一緒に、っての電脳戯話/坂本龍一 みたいでちょっと良いな。あそうかボコーダー的に言えばテクノポリスエレクトリックカフェ 一緒にすればTokyoCafe、だ!なんて気がついてちょっといい気分。

エレクトロニカ気分

だんだんお気に入りフリーVST特集になりつつあるような当ブログ。その流れを大切にしつつ今日のVSTはエフェクトのほうでdfx buffer override 。これ突っ込むだけでエレクトロニカ気分に浸れる。そういえば前、RidgeRacers(PSP) に書いた曲、Chrome Drive 中でも使ったんだけど結果2mixではこの効果がかなり弱まってた気も。ということで。


sanodg0705-01.mp3


このエフェクトに突っ込む音は生系のほうが良い効果が出る、っつーか分かりやすくなる。まあ生って言ってもここではRhodes Suitcaseのサンプルだけど。ちなみにド基本波形の音を突っ込むと昔のゲームがバグった風な音が出る。


この曲は先作りたくなる感じだ。


さて、明日からは特集「頼まれましたこんな曲」。なんとクライアントが成果物納品までまんじりともせずブログにかぶりつきとのこと。しかも海外から。まあ大変!!!

Mr. Oizo VST

早くも風邪が治りつつあるので前からやろうやろうと思って出来なかったフリーのVSTを大整理。もはや使ってないどころかダウンロードしたことさえ忘れたものも多数。その中でも速攻消そうと思ったSeeqOne 、消す前に一回試してみようと鳴らしてみたらこれが凄まじく面白い!!っつーかMr. Oizo VSTなことが判明。


sanodg0704-02.mp3


めんどくさいのでシーケンサーではループにしておいて、鳴らしっぱなしにして少しずつパラメータ動かしてそのまんまTapeIt で録った。つまり生演奏。このままラージで思いっきり鳴らしてみたい。あとこのTapeIt でそのまま録っちゃう、っつーのも予想以上に良い。


って調べたらSeeqOneってもうダウンロードできないのか開発元のOdoSynth ??プチ優越感&紹介するに出来ないもどかしさ。

・・・・・と思ったらすんなり見つかったとのコメント!大変失礼しました。ということでぜひ→http://odosynths.panicnow.net/vst.html

ダウン着たまんま布団

昨日アップした後、やけに今日は暖房が効かないなあと思ってたら風邪で悪寒、そのままダウン着たまんま布団に。で寝る寝る寝る。で朝、だいぶよくなっていたがまだふらつくので会社を休む。

ふらつきつつ昨日の続き。昨日入れたベースとシーケンスがどうしても気になる。


サブベースのようなピュアなSINEベースにしたくなる。が、CLAWではなぜか出ない。でFreeAlpha に差し替え。エレクトロニカ風にアタックとリリースを0に近づけ、とはいえ0にせず、気持ちよくプチプチ言わす。ソフトシンセならでは。

シーケンスも遅くし、これもごくごくシンプルなSINEに。


sanodg0702-03.mp3


やっとイメージに近づいてきた。


あーそうだ上の2つ以外の、もともと鳴っていた楽音を1つのバスにまとめて、以下のFXバスにSEND。

■FXバス

ModDelayで全体を1拍遅らせ~Overdriveで軽くクリップさせかつOverdrive付属のEQで上下を削り古っぽく~Chopperで1/4Dのタイミングでゲート~ModDelayで1/2Dのディレイを重ね~ReverbAでroom系リバーブ~DoubleDelayで1/32で左右に振り切る

・・・・うわ改めて書くとすごい。これだけ重ねてると逆にエフェクト2つとかで済みそうな気もするけどまあいいや。

メインフレーズが抜けた後に左右に残る音がこれ。

でメインフレーズのReverbのroomの広さを極めて狭くし、StepFilterで出ているプチプチ音を生々しく、もした。


長めに吐き出したやつもアップ。


sanodg0702-04.mp3


長めっつーか尺的には立派に1曲だ。

結構良くなってきた。


なんか無印のこれ とかで鳴らしてみたい。

あーでもサブベースなんて絶対鳴らないか。

っつーかこれ 専用の曲とか書きたいな。


そういえばPG23Pって、1小節目からオーディオ吐き出しを指定すると全く吐き出されないっつーバグが。これ以外のVSTでもあったなあこのバグ。単に曲全体を2小節目からにしてやればいいだけなんだけど。

CLAWとPG-23P

前の弾いてそのまんまの環境っぽいヤツをエディット。上から乗っけにくいんでテンポに合わす。とりあえず3/4でbpm70。でベースとシーケンスを薄く、極めて薄く入れてみる。

ベースはCLAW 、シーケンスはPG-23P


sanodg0702-02.mp3


なんか思ったほどの効果が出てないな。


CLAW は結構使う。ハンパに懐かしい、そしてこれも結構使ってたDoepfer MS-404 の雰囲気があるんで。

PG-23P は何よりもこのJX3Pなインターフェースが好み。JX8Pはやたら出音がアメリカンでこれも好きだった、いや、出音って言うよりもLEDな表示系にやられてた。 JX8Pのソフト版ないのかな。



これ聴ける?

これ聴ける?


sanodg0701-17.mp3


OKならここにアップしていこう。

どうやらダメだったようなので、こっちで。


sanodg0701-17.mp3